このたびは北海道地震の被害に遭われました皆様に心より
お見舞い申し上げます。

地震はいきなりやってきて、さまざまなものを奪っていきます。
私、ライターAMも熊本地震の被災者です。

自宅はなんとか無事でしたが、数百メートル先にある施設、
病院は崩れ、道は隆起し波打った状態です。
二年経った今もまだそのままです。
私も数日間、近くの公園で暮らしました。

当時は今とは別の仕事をしていて、どうしても
緊急時には仕事に行かねばならず、
揺れが酷い中、両親を公園に残し、仕事に向かいました。

熊本は前震、本震に襲われた後も余震が酷く、
一日中揺れているといっても過言ではありませんでした。

そのため、親を公園に残していくことが躊躇われました。
「もしかするともう二度と会えなくなるかもしれない」という
覚悟で毎日、仕事に向かう日々でした。

とはいえ…あれから二年も経つというのに、
当時の事を思い出そうとしてもなかなか思い出せません。
記憶が思い出すことを嫌がるのです…。
それでいて、テレビでほかの震災報道を目にしただけで
少し気分が悪くなってしまったり…。
よくPTSDという言葉を耳にしますが、
あの大きな二回の地震で、
「死」を覚悟した恐怖心というのはなかなか
消えることはありません。もちろん私だけでなく被災者の多くが
同じだと思います。

震度6強と震度7、震度6弱など、もう数え上げたらきりがないほど、
大きな揺れを経験し、これまでに4千回を超える地震
(H28年10月発表まで)に襲われてきました。

もちろん、今でも頻繁に揺れは続いています。
そんな中にあって体や心に変化がないはずはありません。

北海道地震の被害状況や被災地の状況もこれから
輪郭がはっきりとしてくると思います。

傷ついたふるさとの姿にきっと心が壊れてしまいそうになったり、
涙が溢れることと思います。

避難所暮らしも、きっときっと
苦しいと思います。
痛いほど分かります。

けれど、今はまだとにかく「命」を守るため、
油断だけはしないでください。
熊本地震とタイプの違う地震だということですが、
油断することなく、どうか気を付けてほしいと思います。

被災された皆様、
ライフライン復旧に頑張っている皆様、
被災者でありながら休む暇なく仕事を頑張っている皆様、
どうかお身体に気を付けてください。

きっと、明けない夜はないと、私も信じています。

そしていつか必ず北海道へ旅行に行きます!!
ともに頑張りましょう!!

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digiport-am

音楽と本が好き。 日々、精進。

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