唐突ですが、今は「いつ」でしょう?

「魚上氷」です。24節季をもっとこまかく分けた72候で、2月14日から18日頃を指します。春の温かさで氷が割れ、氷の下に泳ぐ魚が跳ね上がる頃という意味です。

時計もカレンダーもなかった頃、人と会う約束をする時、どうしたのでしょうか?「今度、魚上氷の頃に会いましょうね」でしょうか?そうすると、いつもいつも、自然の変化に注意していなければなりませんね。

「自然が時計」だった昔。その頃は、一般の人々でも、今よりずっと、一人一人が自然に対して、科学者か生物学者のように常に細やかな注意を払っていたのでしょう。。

人は「基準」や「ものさし」にそって、何をどのように判断するか、どこまで考えようとするかに限度を与え共通項で律して生活するのでしょうが、生活を律する基準が「自然の移り変わり」だったら、意識はどう変わってくるのか、、、?と思ってしまいます。「基準」に合わせて生活するうちに、いつのまにか自分が「基準そのもの」のようになってきたりもしますよね。となると、昔の人は、「自然そのもの」のように、生きていたのでしょうか。

数値化こそできないけれど、今の人間よりもより多くの情報を自然や人間同士から感じ取る能力があったのでしょう。そして多くを知っていながら「大雑把に、まるで自然そのもののように、悠々と自由に?」生きていたのではないかと想像します。自然が手本ですもんね、自然のように突然雨がふったり(泣いたり)晴れたり(笑ったり)雷おとしたり(怒ったり)、、それで良い、という大きな見方を人間同士にもしていたのではないかな。

デジタル化は数値化ですが、まだまだ限られたものしか数値化できてない世界で、それを優れたことのようにとらえて生きてる今の私たちは、本来の泰然とした自分の中にある自然をすべて認めてあげられずに抑圧してますよね。

あー何を言ってんだか。

人が亡くなり自然に帰っていくとき、その人に対しての想いは、「世の中」的にどうだったという価値感よりも、

本来の人としての温かな情緒が溢れ出す。そうした場面に、このお仕事を通して数々出会い、

実感させていただきました。本当に、このお仕事は貴重だし、そこから学ぶものは大きいと

感じます。核家族化して、人が亡くなることが何かを知らない子供たちにも、このようなお仕事を

学校現場で授業として伝えることがあってもいいのでは?とまで思ったりします。

ずっと先、そうなってるかもしれませんね(笑)

 

 

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digiport

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