弊社所在地小郡市から車で30分ほどの位置にある福岡県久留米市。
この久留米市で有名なのが『久留米絣』です。

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江戸、明治、大正、洋装の普及が高まる昭和初期までは
普段着として、ごく一般的であり生活必需品。
一旦は洋服に押され、生産者や工場が激減しましたが
現在は和のジーンズというカジュアルなファッションで
注目を浴びるようになりました。

綿100%の久留米絣は、先に染めあげた糸で織りあげるため、
着れば着るほど、洗えば洗うほどに着心地や風合いが増すという魅力が、
新しい世代の「良いものを長く着たい」というニーズに合っているようですね。

久留米絣の創始者として語られているのは
井上 伝 という女性です。
江戸時代後期、若干12歳で絣の技術を広めたとのこと。

井上伝さんの存在は、「お伝せんべい」お伝せんべい本舗筑水堂さんの
お菓子で初めて知りました。
伝さんにちなんだ「お伝せんべい」は、卵・小麦粉などを使ったカステラ生地を
糸巻きの形に焼き上げた、ほんのりと甘いせんべいです。

弊社で製作する面影新聞でも、
久留米絣が大好きだった方や久留米絣を着て仕事に精をだした!という方の
記事を書かせていただいたことがありました。

きっと久留米で生まれたり、暮らしや仕事があったりした方々にとっては
久留米絣は尊いものであり、貴重な郷土の伝承技術なんですね。

まだ少女だったお伝さんの情熱が一度も消えることなく、継承されているかと思うと
愛おしくなってきました。
わたしも久留米絣を、せめて小物だけでも、愛用品として長く使ってみたいです。

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愛兎クララ

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