「ない、ない、ない!」
瞬時に、頭の中が、パニックになったわたし。
失せ物は、娘の保険証。
そう、なくすと厄介なあの保険証である。
昨日、熱を出した娘を家族が病院に連れて行ってくれた。
その時、家の外に持ち出したのは、確かだ。(当たり前か)
私が帰宅したときは、ダイニングテーブルに
お釣り、お薬、診察券、はあったのは記憶している。
次の日に、それらのものを片付けるときに、やっと気づいた馬鹿な母。
家の中を、それこそ生ゴミの中まで探したが見つからない。
ものがものだけに、一応警察に届けを出すことにした。
その時、ものすごく気が焦り、運転が苦手なのに自分の軽ではなく夫の車で出てしまった。
警察署について、駐車場を探して奥に入り込んだら、
頭から突っ込むしかない場所が、一箇所だけ空いていた。
しかし、止めたがいいが、出せない。。
親切な刑事さんに「代わりに車を出して下さい」と、懇願するものの当惑する刑事さん。(当たり前か)
誘導してもらい、なんとか脱出。
届けを出して帰宅する。
こたつに入り寝転がる娘。
「あああー!」と、ダイニングチェアの座面の裏側、
そこにある、何かが目に入ったらしい。
背もたれと座面の隙間に見つかったのである、保険証が!
しかし、謎である。かなりの力でないと、押し込めないのである。
うちには、そんなことをわざわざする人はいない。
これを、妖精さんの仕業というらしい。
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