昨夜、漫画『ちびまる子ちゃん』の作者・さくらももこ先生が旅立たれたとのニュースが
飛び込んできましたね。53歳という若さで…。

平成が終わろうとしている時に、
昭和という時代を色濃く伝えてくれた人が旅立つなんて…
なんだかとても寂しいです。

ちゃぶ台でご飯を食べるシーン、
どこのクラスにもいそうなクラスメート、
同居している祖父母とのやりとり、
兄弟ゲンカのシーン…。
どれをとっても、昭和に生まれた者としては、当時を懐かしく思い出します。

けれど、昭和時代だけでなく、今を生きる子どもたちからも
熱い支持を集めるというのは、
この作品に普遍的な何かがあるのでしょうね。

時代は変われど、生きている人というのは実は何も変わらないのかもしれません…。

また、若い世代に、西城秀樹さんや山口百恵さん、山本リンダさんなど、
往年のスターの姿を伝えてくれたのもこの作品の素晴らしさだったと思います。

『ちびまる子ちゃん』のほかにも、『コジコジ』や『エッセイ集』のタッチがとても好きでした。
どの作品にも、さくら先生の哲学のような文章、名言が詰まっています。

昨年には、地震に襲われた私の故郷・熊本の復興を願い、
まるちゃんのイラストを寄せてくださいました。
『花で人を幸せにする』をテーマに、
さくら先生のイラストと、益城町の広安小学校の生徒たちが描いた『花』で
上り旗を制作。
たくさんの人が力をもらいました。感謝でいっばいです。

これまでたくさんの素晴らしい作品をありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。

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digiport-am

音楽と本が好き。 日々、精進。

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